1年生 2年生の 兄弟
2年生、4年生の 兄妹
どの子も、私にとっては、しっかり心を配って、目も配り
向き合いながら、心とふれあいをしてきた子供たちだった。
特に、4年生の男の子は、学校でも学童でも問題児と言うレッテルが貼られていた。
彼がいなくなることを悲しむ人は・・・私だけだと思う。
反抗的だから、彼の売り言葉を買ってしまう大人。
注意は、罵声に変わっていく。
私は、彼のリクエストに応えてきた。
非常に優れた才能を持つ子供でもあった。
家庭内の暴力や罵声の中、これだけで済んでいられたのは
彼がお母さんを守ることへの表れだとも思った。
彼との信頼関係を作り続けてきた。
ここでは、私だけは味方でいようと・・・それは、たぶん、
私の 【母性】なのだと思う。
守る...
彼は、私のいうことだけは聞いてくれた。
他のだれがどんな大人の権力を使って大声で怒鳴っても
謝るどころか、大人を言い負かすだけの言語をも持っていた。
私のしたことは、まったく目に見えないこと。
誰にもわからないこと。
本人にもわからないかもしれない。
それでいいんだと思う。
私の力は、握力が強いとかいうリアルな力ではない。
私の力は、タロットカードの8番
8. 力
正位置・・・勇気。自己犠牲。念力。インスピレーション。不可能を成し遂げる力。常識や社会通念の打破。偉大な精神的指導力。忍耐。努力と忍耐による愛の勝利。理想へ向かう。相手の醜い欲望をなくさせる。危険を恐れない勇気をもつなら計画を実行に移すことが出来る。
正位置・・・勇気。自己犠牲。念力。インスピレーション。不可能を成し遂げる力。常識や社会通念の打破。偉大な精神的指導力。忍耐。努力と忍耐による愛の勝利。理想へ向かう。相手の醜い欲望をなくさせる。危険を恐れない勇気をもつなら計画を実行に移すことが出来る。
力で負かすことではなく、
安心させること、敵ではないと教えること、やさしさでライオンを猫にしてしまうよう
な・・・
「元気でね」と
彼の背中に手を置いて、そう囁いた。