ずっとずっと昔
私が18歳の時
私はある男の子を好きになった
ちょっと遠い親戚の男の子
18で東京に出てきて、行く当てもない誰も知り合いがいない私には
ちょっと遠い親戚に行くことだけが
楽しみであり、家族みんなで歓迎してくれて
寂しさを少し忘れさせてもらった
同じ年の男の子を好きになった
とはいっても、田舎から出てきた18歳の
高校生の続きの好き・・・というかわいい恋
私が転勤になってその家にはなかなか行けなくなって
でも、手紙を出していたのだけれど
全く思い出せないくらい
どうして分かれていったのかも
だからきっと
その時『終わり』という決着という区切りがなかった
そして
互いに子供も配偶者もある家族の父親、母親として
出会うこととなった
再開・・・再会ではなく再会
私たちはまだあってもいない
ラインという、互いの肉体という厄介なものをまとっていない
削除も自由だから、軽く『好き』なんて言葉も言える
私たちは今になってあの続きを始めている
というようなシナリオ的な?
本的な?
何か物語が書けたらいいなぁと